明林繊維株式会社 / MEIRIN SENI CO., LTD.

ブログBLOG

北陸産地を応援してほしい

北陸産地を応援してほしい

この度の「令和6年能登半島地震」において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

令和6年元日に発生した地震による現時点での影響と今後の対応を更新いたします。
まず本社所在地の福井市は震源地から少し距離がありますが、元日は震度5程度の強い揺れが長く続きました。
オフィス内のものが少し落ちたり倒れたりしておりましたが、今のところ大きな被害は発生しておりません。おかげさまで明林繊維の社員とその家族にも怪我人はでておりません。また、福井県内の提携工場においてもモノの散乱や細かな被害が発生しましたが最小限に収まっており、一部を除いてほぼ正常に生産を再開しております。

1月11日に水や救援物資を石川県の提携工場に運び、困り事はなにかをお聞きするために当社から4名派遣させていただきました。
石川県の中部から北に向かい車で移動したところ、震源地の北部に近づくにつれ被害が大きくなっていくのが明らかとなりました。
1社目のはた屋さんは地面と壁にひびが入り工場内の設備は倒れていました。軽い修繕で生産が再開できそうです。
2社目の準備工場は明林繊維の糸を保管する倉庫が倒壊しておりました。断水で工場は稼働しておりません。
3社目の準備工場は建屋が斜めに傾いていました。断水で工場は稼働しておりません。
4社目の糸加工場は地面の隆起と沈没がありました。機械が倒れていましたが修繕後に稼働再開できそうです。
5社目のはた屋さんは最も北に位置しており、地割れや土砂崩れのために道路が封鎖され到達できませんでした。この工場は最も被害が大きいと推測します。

奇跡的に5社全てにおいて、誰一人怪我人が無かったのが幸いです。今後は余震が収まり、水・電気・インフラ等が復旧次第、工場整備と稼働再開に向けワンチームとなり頑張ってまいります。

繊維製品は分業で成り立っているために、どこか一つの工程が停止すると生産が滞ります。明林繊維は北陸を生産拠点としているので、令和6年の生産量は2~3割程度ダウンすると予測しており、被害状況の調査や再稼働時期の把握を急いでおります。取引先様にはご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げ、可能な限り早く詳細の説明に努めます。

お気遣いやお見舞いくださった皆様には心から感謝申し上げます。