コロナ禍からの景気回復で世界的に原油や天然ガスの需要が増え、様々なエネルギーの価格が高騰しています。
持続可能な繊維産地を目指す明林繊維は福井県内の協力工場にヒアリング調査を行い、価格の推移をまとめてみました。
原油価格は2019年と比較して25%上昇しており、原油を使用する工場や、ガソリンを使用する陸・海・空の運送業が影響を受けています。
天然ガスはここ3年間で約2.5倍の価格まで高騰している為、LNGを使用する染工場は多少加工料金を上げたところで全く採算があわずに、稼働すればするほど赤字が膨らむ工場もでてきました。
電気料金は2019年と比較して平均52%上昇しているので、電気を大量に使用して設備を動かす撚糸工場、織り工場、編み工場にとっては最も深刻な問題になっています。
明林繊維はこれからも北陸でこだわりのモノづくりを持続しながら世界に発信し続けます。この北陸をサスティナブルテキスタイル産地にする為に、自社だけでなく仕入先、工場も一丸となって高騰するコストに負けない商品力とサービス力の向上をめざし全力で務める所存です。