明林繊維株式会社 / MEIRIN SENI CO., LTD.

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現場に入ると頼もしい

現場に入ると頼もしい

SHUN(以下S):今週は2日間の染工場の現場応援お疲れさまでした。
自ら志願されたそうですが何がきっかけでしたか?

村上社長(以下M):以前からいろんな工場で実際に体験したいことがたくさんあったのですが、なかなか機会をいただけませんでした。
今回は懇意にしていただいている福井の染工場様で一度に多くの欠勤者が出たと聞き、足手まといになることは承知で工場に押しかけてしまいました。

S:染工場ではどの工程を任せれましたか?

M:解反(カイタン)という一番最初の工程で、1反づつ紙管に巻かれて入庫した生機を解いて反物の端と端をロックミシンでつなげる作業でした。
ミシンで縫った後は生機に欠点がないか検査しながら台車に振り落としていきます。

S:難しかったことや苦労した点を教えてください

M:ミシンのスピードが速いし、アセテートのダブルサテンは生地が滑るのでまっすぐ縫うのが難しかったです。この作業をミスると、その後の工程で染色中に胴切れしたり、セット中にピンが外れたりするので、100点のものができるまで何度もやり直して少しづつ上達しました。
もしかして2日間で工場で一番上手くなったかも(笑)

S:今週は特に暑い1週間でしたが、工場内などんな感じでしたか?

M:私の場所だけかなー?扇風機もクーラーも無かった、、、
でも、いつもはお金を払ってサウナで汗かいているので、暑さも少し楽しんでいましたよ。

S:写真で見る限りは、染工場らしからぬ作業着を着ているように見えますが、これは?

M:初日に作業をしている時に、どうやったら作業効率があがるかなーとか、ルンルン気分で仕事したいなーとか思って、2日目は大好きなカープのTシャツ、キャップ、タオルを身に着け、KING GNUを聞きながら作業してみたんです。
本当に不思議なんですが初日より3割増しで数量をこなしたのに、疲労感は少なめだったんです。好きなものに囲まれて仕事するって全然違うんです!
みんなにも教えてあげたいです。 君もデスクに好きな物置いてみたら。

S:業務改善の方法とか、思ったことをすぐに実践するところは社長ぽいです。
2日間の染工場での作業を終えての感想をお聞かせください。

M:今回は偶然にも自社の商品に携わることができました。
作業をしながら、この商品はどんな色に染まって、どんな服が作られて、どんな人が買って着るのだろうと想像してたのでワクワクして楽しかったです。
また機会があれば染工場ならビーカーや仕上げの作業も経験してみたいし、撚糸や織りの現場にも行ってみたいです。
いつも明林繊維の商品を生産してくださる協力工場様には心から感謝しているし、尊敬しています。